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最近ようやく本が読める時間が持てるようになった。ライブラリーでPOOHとビッグの本をかりているうちにふと自分の本も借りてみようとおもい、読みたかった本をオンラインサーチにいれるとあったのだ。桐島洋子の「淋しいアメリカ人」。彼女の「マザーグースと3匹の子豚たち」は買ってよんだことがある。でもこの「淋しいxxx」は廃刊で買うことができなかった。灯台下暗し。お金をつかわないでよめることになって嬉しかった。その程度の興味だったし、ちょうどよい具合に近くのライブラリーからこの本をかりた。

ここ西海岸の私の住む地のライブラリーは市内のライブラリーの本なら特定のライブラリーにいかなくてもオンラインで予約でき、その上、近くのライブラリーで本が借りれる。一回3週間借りれて、3回まで借りれるから9週間借りれることになる。延長もすべてオンライン。リクエストもオンライン。最初はその借りることが面倒くさいと思っていたのだがいろんな本を借りれて子供にはちょうどよい。この公共施設だけは利用しまくっている。罰金は一冊10セント。でもこんなに利用させてもらっているので罰金も喜んで払っている。

で、肝心の「淋しいアメリカ人」とともにアメリカでのシビルライトの歴史の本もかりた。アメリカのシビルライト(市民権)は少し読みづらく興味のある分だけよんだ。まずは戦争中に日本人が強制収容所に入れられ、そのなかで日系アメリカ人のフレッド・コレマツというひとがアメリカ政府を訴えた事件。まずパールハーバーがおこってから日本人だけでなくドイツ人、イタリア人も最初は逮捕されたらしい。しかし今残っている書簡では「ドイツ人とイタリア人はすぐにリリースされた」と書いてあった。「もともとドイツ人とイタリア人をそんな目にあわすつもりはなく『ジャップ(日本人の蔑視語)』だけにするつもりだった」とはっきり言っている文面が残っている。

そのころアメリカにいた日本人はすべて自分の所有地や家をただ同然で手放し、荷物につける荷札のようなものを胸につけさせられて西海岸の収容所につれていかされる。ただのバラック屋なので暑くてプライバシーもぜんぜんなく手紙もすべてセンサーされる生活。よんでいるだけで嫌になる。またドイツからにげてきたユダヤ人がドイツ人として収容所に入れられた話とか。。。ただドイツのナチと違うのはガスチェンバーがなかったくらいか。。
コレマツ氏は結局裁判にやぶれ、そのあとずいぶんたってから(つい最近のこと)ビル・クリントンに名誉回復してもらっている。

『淋しいアメリカ人』は64年代のヒッピー時代に書かれた本らしい。内容はかなり古いので興ざめのところもあった。どっちかというと『マザーグースと3匹の子豚」のほうが同感するものがたくさんある。彼女がそのヒッピー時代に一年ほどアメリカを旅して(おそらく滞在して)感じたアメリカ人論がのべている。アメリカ人がいかに軽薄で変わっていると。。日本人もそうなるかと思うと怖い。。といったようなことが書いてある。一番うなづけたのは「巨額の富を独占する自由」と『行き倒れて餓死する自由」=アメリカの自由」というくだり。あとがきにある。これは鋭い観察と思う。そのとおり。それがアメリカのスーパーキャピタリズムなのだ。彼女がもしアメリカに何十年も住んでいたらもっとおもしろい本が出たと思う。

話はまた『市民権』にもどる。この本のなかでネィテイブ・アメリカン(アメリカン・インディアン)の話があった。1880年代ころ(ビクトリアン時代)、アメリカン・インディアンの子供は奴隷として売られ大人は抹殺、女の人はどんどんいなくなり(強姦されて殺されて)、かなり人数は減っていたらしい。この人種差別からくる虐殺をジェノサイドというのだが、アメリカのジェノサイドは黒人だけではなかった。

よく考えるとわたしはアメリカではマイノリティなのだ。アメリカのどのフォームにもなぜか人種を記入するフォームがある。そこに載っていないと「OTHERS(他)」となる。POOHとビッグは半分白人(コケージョン)だが半分日本人なので『他』になる。彼らもマイノリティになるのだろう。うちの旦那はたまに「ユーレシアン」とPOOHとビッグの人種について書くことがある。ユーレシアンのPOOHとビッグ、ジャパニーズの私。スーパーキャピタリズムのアメリカで生き残っていくことができるのか。流れに身をまかせるしかないか。。ラフトにのったわたしたち。行き着けるところまでいこう。どこまでいけるかしら。。







テーマ:ママのひとりごと。
ジャンル:育児
コメント
New America
西海岸では図書館で日本の本が揃ってるんですね~。凄い!
ここはニューヨークとはいえ、郊外になるとミッドウェストそのもので日本の白米さえスーパーで売ってませんよ。

話は変わってマイノリティーの件ですが、私の推測ではアメリカの将来は混血した人種が白人を圧倒する程増えるのでは?と思ってます。
以前にNYTimesのSunday MagazineででもCNNのレポートでもあと30年程するとアメリカでは白人がマイノリティー化され、アングロサクソン系は恐竜のようにextinctしてしまうのかも、とまでレポートされてました。

ですから黒人、ラテン系やアジア人といった特徴の強い人種が増え、私やママベアさんの子供達のようにハーフで血の混ざった“Others”もマジョリティーになるのかもしれません。

そう考えるとこの先、どんな世代がこの国を背負ってゆくのかかなり気になります。
2010/08/17(Tue) 23:18 | URL | KM mama | 【編集
Re: New America
KMママさん

ええ、日本語の本が借りれます。といっても一部の市だけだと思いますが。白米はカリフォルニア米ならどこでも買えますよ。西海岸はアジア人が多いからかもしれませんね。

なるほど。マイノリティがマジョリティに変化するんですね。ヒスパニックが増えていることは聞いたことがあります。純アングロサクソンはヨーロッパにしかいなくなるかもしれないということですね。白人がextinctになるというのはかなり面白いリポートの結果です。アメリカは人種のるつぼだからハーフが増えれば人種差別もなくなるかもしれませんね。
2010/08/19(Thu) 05:08 | URL | ママベア | 【編集
日本語の本が公立図書館で借りられるなんて、羨ましい限りです。

うちの娘いわく、たまに学校の図書館に、なぜか日本の古い漫画があったりする、と言っていましたが、普通の日本語の本は、パリでも全く見かけませんでした。

桐島洋子さんの本は、昔よんで面白いと思ったので、古本屋などで見かけるたびに安い文庫を買ったりしているうちに、結構そろっています。
シングルマザーのときに、こんなツワモノもいるんだから、親一人子一人でも大丈夫、となんか安心しました。
私は「聡明な女は料理がうまい」という本が一番面白いと思います。
2010/08/23(Mon) 18:05 | URL | サラ | 【編集
サラさん
お~。さすがサラさん。桐島さんの本をよんでいましたか。日本語の本は充実しているとはいいがたいのですが、全市内からのライブラリーからオンラインで借りれるのでいいです。『聡明な女は料理がうまい』、読んでみたいんですがお金をはらってまで読みたくないというケチなわたしです。文庫本とう手もありましたね。。

シングルマザーの先端だった桐島さんはおもしろいです。彼女の娘のインタビューで、『母は父であり母だった。。』と書いてました。原稿を書いている間、子供たちはホテルのロビーで遊んでいたらしいです。大変だったでしょうね。。。特に日本では。。。
2010/08/24(Tue) 09:41 | URL | ママベア | 【編集
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